基礎の開口部補強(人通口)

木造住宅の基礎は鉄筋コンクリート造です。
メーカーの特殊な工法でも
基礎は鉄筋コンクリート造になります。
人通口ってなに?
今回は、人通口についてお伝えします。
人通口とは床下で人が通る部分です。
床下のメンテナンスの為に必要になります。
赤丸部分です。
コンクリート打設が終わった状態では
どのような補強がされているのか分からないので
鉄筋の状態をみてみましょう。
開口部はしっかりと補強する
コンクリートが無くなる訳ですから、構造が弱くなります。
だから、補強が必要になります。
木造住宅に地中梁は必要なのか?
インザホームでは、地中梁で補強しています。
立上り部分にも斜め筋をいれます。
応力の弱い部分に人通口を設けて
梁に応力を負担させている設計です。
更に、建物全体に地中梁が連続していますので
しっかりと「構造ブロック」が構築されています。
立上りの基礎は軸力と水平力を地中梁に伝えるだけにして
曲げ応力は地中梁が負担していく設計です。
また、地盤の長期許容地耐力も重要になります。
インザホームでは40KN/㎡以上を基準にしています。
(建物重量にもよります)
30KN/㎡未満の地盤は注意が必要です。
土地を選ぶ際には確認したい項目になります。
契約前に基礎鉄筋をみせてもらう
基礎鉄筋をみるだけでも住宅会社に
構造的な知識や技術があるのかが分かります。
構造ブロックは構築されているのか?
人通口は補強されているのか?
この2点を観るだけでも、安全な家を手に入れる可能性はグッと高くなります!
長く安心して暮らす為には、構造は絶対におさえてください。
構造ブロックについてはコチラの動画で解説しています。
Specifications インザホームの標準仕様