構造計算をして地震や台風に強い家
もし、私たちが自分達の家を建てるのなら間違いなく「耐震等級3」の家にします。 「耐震等級3」は家づくりでたくさん考えることがある中でも、それぐらい必要で重要な住宅性能の一つだと考えているからです。「耐震等級3」を叩き出すには「構造計算」が必要なのですが、多少なりとも費用は掛かります。でも私たちは当社で建てていただいた皆様に「耐震等級3」の家に住んでいただき、安心して安全に暮らし続けてもらいたいという想いから、構造計算を原価のまま実施させていただいております。
原価で実施することにより、皆様に取り入れていただきいつまでも安心して暮らしてもらいたいと思っています。構造計算には費用は掛かるのですが「耐震等級3」をクリアできるとメリットもあり地震保険が半額になります。7~8年ぐらいで元が取れる金額です。何十年も暮らす住まいです地震への不安を抱えたままずっと暮らせますか?
もし地震で住めなくなる家になってしまったら、解体・建替えに3000万円ぐらいは必要になります。 そうならない為にも構造計算はするべきです。
ご家族の命を守る構造
営業マンのセールストークで「弊社の家は地震に強いです」と言うトークがありますが鵜呑みにしてはいけません。「地震に強い」と聞くとどんな地震や台風でもびくともしない家をイメージしている方が多いと思うのですが、実際は建築基準法に適合する程度の構造がとても多いのが現状です。
(日経ホームビルダーより抜粋) 実際はこの強度が多く、建築基準法にも適合しています。 営業マンが「地震に強い家です」と言っているレベルの家です。
こちらが耐震等級3の家。インザホームでは全棟このレベルになります。特別な工法や材料・機材を採用しなくても地震に強い家を建てる事が出来るのは、しっかりとした建築知識があるからです。
損傷ランク | V(破壊) 倒壊 |
Ⅳ(大破) 全壊 |
Ⅲ(中破) 大規模半壊 |
Ⅱ(小破) 半壊 |
Ⅰ(軽微) 一部損壊 |
無被害 | ||
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損傷比率 | 旧耐震基準 | ~1981年6月 | 214棟(28.2%) | 133棟(17.5%) | 373棟(49.1%) | 39棟(5.1%) | ||
新耐震基準 | 1981年6月 ~ 2000年5月 |
76棟(8.7%) | 85棟(9.7%) | 537棟(61.2%) | 179棟(20.4%) | |||
2000年6月~ | 7棟(2.2%) | 12棟(3.8%) | 104棟(32.6%) | 196棟(61.4%) | ||||
耐震等級3 | 0棟(0%) | 0棟(0%) | 0棟(0%) | 2棟(12.5%) | 14棟(87.5%) |
耐震等級3の家は、震度7が2回発生した熊本地震のときに多くの建物が崩壊するなか、震源地でありながら被害が少なく今でも安心して暮らし続けている家なのです。
特殊な工法や構造は必要ありません。構造知識がある建築士が間取りを考えて、構造計算をする手間を惜しまなければ、家族の命は守る事ができます。 命だけではなく、財産も守る事ができます。 インザホームでは、全ての家が1級建築士の設計する耐震等級3です。
Basic performance
間取りを考える段階から地震に強い家が決まる
「構造ブロックを考える」
特殊な工法にしたり、構造計算をしたり、大工の腕がいいから、地震に強い家になるとは限りません。 制振装置やダンパーをつければ、ある程度は揺れを軽減できますがお金が掛かります。 実は、間取りを考える初期段階で構造が良い家がほぼ決まってしまいます。 それなのに、建築士でもない営業マンが間取りを描いている会社が多いのが業界の悪習です。 強い家を建てるには「構造ブロック」を考えなければなりません。
この写真はインザホームの基礎鉄筋です。 基礎に地中梁があり、赤丸で基礎が区画されているのが分かります。
この区画を「構造ブロック」と言います。この区画の4隅には柱があり、建物荷重をしっかりと基礎から地盤に伝える事が出来る構造になっています。 つまり、間取りを考える時に基礎などの構造も一緒に考える事で地震に強い家になるのはもちろんですが、特別な工法や材料を使わなくても強い家ができるのでコストダウンにもなります。 逆に元々が地震に弱い間取りを無理やり強くする事になれば、構造材も大きくなりますし、施工性も悪くなりコストアップになる可能性は高くなります。