Building a house
断熱性もコスパもよい家づくりをするには
私たちが家づくりをする場合、コストパフォーマンス(以下コスパ)を大切にしています。インザホームの断熱はHEAT20 G2グレード(UA値0.46程度)が標準です。お客様のご要望がございましたら断熱性能をもっと上げる事も可能です。
「断熱性能を上げる簡単な方法」は
断熱材を厚くする
窓は高価なものをつける
です。しかし、その分のコストは当然上がってしまいます。
あがったコスト分の元がとれたら良いのでしょうが、この辺りは計算して判断します。
例えば、どこの断熱を厚くしたら愛知県に適合しているのか?を考えることが大切です。よく聞く「ダブル断熱」は壁の中と外側にも断熱材を張り付けます。
寒い地域では効果があるでしょうが、日射量の多い愛知県では屋根の断熱を厚くする方がコスパ良く建築できます。
その次に窓を検討して、壁の断熱はそれでも予算が余れば検討するのが良いです。 かけるべきお金と、かける必要のないお金があることを知ってください。
住宅会社が儲けるために壁をダブル断熱にする必要がないのにすすめている場合もあります。
コスパのいい断熱方法を考える6つのポイント
これらは、間取りや外壁・屋根などの形状・窓の大きさ・窓の数・・・・など
設計によって変わってきますが常に考えてほしいポイントです。
Composite sash
複合サッシとは?
アルミ樹脂複合サッシと樹脂サッシを比べると同じサイズの窓で比較したときの「ガラス面積」が違います。サッシ(窓枠)の太さを比較したときに、樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシではアルミ樹脂複合サッシのほうが枠が細くなります。
これはアルミの軽くて強度があるという特徴があるからです。枠が細くなる事でガラス面積が大きくなり日射取得に有利になります。
Home orientation
土地に応じた家の向きの重要性
なぜなら真冬に太陽光が家の奥まで入り、逆に真夏には太陽光は家の奥まで入りません。おおよそ壁から60㎝程度までです。 太陽光の年間の動きをしっかりと考えながら断熱性能が良い家を建てなければ、真夏は室温が上がりすぎてしまいますし、真冬は、太陽光の恩恵が受けられなくなります。
断熱と同時に考えるのが家の配置
冬に南面の窓から取得出来る熱量は、吐き出し窓(大きな窓)で600wぐらいです。おおよそコタツと同じぐらいの熱量になります。
これを利用しないと勿体無いです。
コスパよい家づくりのために考える
日射を得る為には、ガラス面積の大きな複合サッシを採用(お金をかけなくてもいい部分)して、北面は熱が逃げないように樹脂サッシを採用(お金をかける部分)するなど開口部の設計も必要になります。