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地震に強い家を建てる為に知っておきたい事

2024-01-18

はじめに

地震大国日本において、地震に強い家づくりは非常に重要なテーマです。

この記事では、地震に強い家を手に入れる為に一般の方が知って欲しい事をご紹介します。

地震は予測不可能な自然現象であり、その力は巨大です。

そのため、私たちができることは、その力に対抗するための最善の準備をすることです。

地震に強い家づくりは、その一環と言えるでしょう。

地震に強い家を建てるためには、様々な要素が関わってきます。

建築材料の選択、建築方法、設計、そしてメンテナンスなど、多くの要素が一体となって地震に対する耐性を形成します。

この記事では、これらの要素を詳しく解説し、地震に強い家づくりのための具体的なアドバイスを提供します。

それでは、一緒に学んでいきましょう。

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目次

第1章 基礎工事と地盤改良について

第2章 構造計算と耐震設計

第3章 耐震金物の適切な使用

第4章 点検とメンテナンス

第5章 間取りと耐震の関係

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第1章 基礎工事と地盤改良

地震に強い家づくりの第一歩は、しっかりとした基礎工事と地盤改良です。

地震の揺れは地盤から伝わってきますので、地盤と基礎がしっかりしていることが非常に重要です。

地盤改良

地盤改良は、地盤が弱い場合に行う工事です。

地盤が弱いと、地震の揺れが大きくなる可能性があります。

地盤改良により、地盤の強度を上げ、地震の揺れを軽減することが可能です。

 

地盤の液状化現象は、地盤が水の様になり建物だけではなく道路や土留めなども損傷します。

この液状化は、どのような状態でどこで起こるのかは、今のところ正確には解明できていません。

分かっているのは砂質土で地下水位が高い地盤が揺れると発生すると言う事です。

 

地質、水位、周りの環境、以前はどんな地形だったのか?造成、建物形状、建物重量・・・

と様々な事柄を考えて地盤の設計をしていく事

または、土地選びをしていく事が重要になります。

 

基礎工事

基礎は、地震の揺れを建物全体に均等に伝える役割を果たします。

そのため、基礎がしっかりしていないと、地震の揺れが偏り、建物が倒れる原因となります。

基礎工事では、まず地面を掘り、その上に鉄筋コンクリートの基礎を作ります。

この基礎が建物の重さを支え、地震の揺れを分散します。

基礎工事と地盤改良は、地震に強い家づくりにおいて、最も重要な工程の一つです。

これらの工程がしっかりと行われているかどうかを確認することで、地震に強い家づくりが可能となります。

YouTubeでも基礎について詳しく解説しています。

多くの解説動画がありますのでご覧ください。

 

 

2: 構造計算と耐震設計

地震に強い家づくりの次のステップは、構造計算と耐震設計です。

これらは、建物が地震の力を適切に分散し、安全に揺れることを可能にします。

 

構造計算

構造計算は、建物が地震の力をどのように受け止め、分散するかを計算するものです。

これにより、建物が地震の揺れに対して適切に反応し、倒壊を防ぐことができます。

構造計算では、建物の形状、使用する材料の強度、建物の重さなどを考慮します。

これらの要素をもとに、建物が地震の力を適切に分散できるような設計を行います。

 

耐震設計

耐震設計は、地震の力を受け止めるための設計です。

耐震設計では、建物が地震の揺れに対してどのように反応するかを詳細に計画します。

耐震設計の一部として、建物の各部分が一体となって揺れるようにする「免震構造」や、建物自体が揺れに対して柔軟に反応する「制震構造」などの技術があります。

これらの技術を用いることで、地震の揺れを効果的に分散し、建物の倒壊を防ぐことができます。

構造計算と耐震設計は、地震に強い家づくりにおいて重要な要素です。

これらを理解し、適切に活用することで、地震に強い家づくりが可能となります。

免振・制振装置などを付ける場合の絶対条件は「耐震等級3」にする事です。

車に例えると、免振装置はサスペンションになります。

強固なボディーに良いサスペンションで乗り心地が良くなります。

ボディー=耐震等級3です。

 

建物としてのしっかりした骨組みがあってこそ、装置が役に立ちます。

装置だけでは、掛けた予算に見合った効果が無いと言う事です。

 

第3章 耐震金物の適切な使用

地震に強い家づくりの重要な要素の一つが、耐震金物の使用です。

耐震金物は、建物の各部分をしっかりとつなぎ止め、地震の力を分散する役割を果たします。

耐震金物とは

耐震金物とは、木造住宅の構造部材をつなぎ止めるための金属製の部品のことを指します。

これらは、地震の揺れによって構造部材がずれるのを防ぎ、建物全体が一体となって揺れることを可能にします。

耐震金物には、様々な種類があります。

例えば、柱と梁をつなぐ金物、壁と床をつなぐ金物、基礎と柱をつなぐ金物などがあります。

これらは、それぞれの部位に応じて構造計算をして適切に選ばれ、取り付けられます。

耐震金物の適切な使用

耐震金物の適切な使用は、地震に強い家づくりに欠かせません。

耐震金物は、適切に取り付けられていなければ、その効果を発揮することができません。

耐震金物の使用は、地震に強い家づくりの大切な要素です。

また、適切に施工出来ているのかをチェックする現場管理はとても重要になります。

 

例えば、構造用合板の釘の打ち方は、注意が必要です。

釘と言えども、構造には大きく関わってきます。

釘はめり込まないで指定の位置に打たなければなりません。

 

隣で他社が構造用合板を張っていました。

釘がめり込んでいます。釘が施工されていない部分もあります。

これでも、看板には「耐震等級3の家」と書いてありました。

言ったモノ勝ちですね。

お客様は当然、この事実は知らないでしょう。

構造の第三者検査があってもこの程度です。業界の闇ですね。

 

4: 定期的な点検とメンテナンス

地震に強い家づくりの最後のステップは、定期的な点検とメンテナンスです。

新築時に地震に強い家を建てることはもちろん重要ですが、その後の維持管理も同じくらい重要です。

定期的な点検

地震に強い家は、定期的な点検が必要です。

耐震金物の緩みや劣化は壁の中なので確認する事は難しいです。

ここで言う点検とは、結露を発生させない事、雨漏れが無いか確認する事

どんなに丈夫に建てた家でも、結露になれば木材は腐ります。

外壁や屋根のメンテナンスをしなければ、雨漏れのリスクは高くなります。

 

結露や雨漏れは壁の中で発生するので、直ぐには見つける事は難しいです。

定期的な点検は、専門家に依頼することをおすすめします。

専門家は、見落としがちな問題を見つけ出し、適切な対策を提案してくれます。

メンテナンス

定期的なメンテナンスも、地震に強い家づくりに欠かせません。

メンテナンスは、建物の寿命を延ばし、快適な住まいを保つためにも重要です。

また、メンテナンスを通じて、新たな問題を早期に発見し、対処することができます。

専門的な知識をもった建築士に観てもらう事をお勧めします。

出来れば、設計施工をした建築士がよいでしょう。

 

第5章 間取りと耐震の関係

特殊な工法でなくても地震に強い家は出来ます。

その逆で、間取りが悪いと特殊な工法でなければ地震に強い家は出来ません。

部材が大きくなったり、特別な金物になったりと金額が上がってしまいます。

間取りの段階で地震に強い家なのかは決まってしまうと言っても良いぐらいです。

 

 

地震に強い間取りとは

基礎鉄筋の写真ですが、溝があるのが分かると思います。

赤で囲んでみます。

この赤ラインで囲まれた範囲が「構造ブロック」と言います。

構造の区画です。

間取りはこの構造の区画をしなければなりません。

動画で解説していますので、ご覧ください。

間取りとなると、軽く考えている会社がとても多いです。

営業マンやパートさんが(建築士ではない、知識の無い)プランしている事が多いです。

建築士だから良い訳ではなく、知識のある建築士にプランの段階からお願いしてください。

実際に、間取りの相談を受けると、構造については考えられていない事が多いです。

 

 

地震に強い家づくりのまとめ

地震に強い家づくりは、多くの要素が一体となって実現します。

以下に、その要素をまとめてみました。

  1. 基礎工事と地盤改良: 地震の揺れは地盤から伝わってきますので、地盤と基礎がしっかりしていることが非常に重要です。
  2. 構造計算と耐震設計: 建物が地震の力を適切に分散し、安全に揺れることを可能にします。
  3. 耐震金物の使用: 建物の各部分をしっかりとつなぎ止め、地震の力を分散する役割を果たします。
  4. 定期的な点検とメンテナンス: 新築時に地震に強い家を建てることはもちろん重要ですが、その後の維持管理も同じくらい重要です。
  5. 間取りと耐震の関係:間取りの段階で地震に強い家なのか決まります。知識のある建築士にプランしてもらいましょう。

これらの要素を踏まえ、地震に強い家づくりを進めていきましょう。

皆様の家づくりが、より安全で快適なものとなることを願っています。

以上、地震に強い家づくりについてのまとめでした。ご参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

 

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