家づくりをするときに絶対に無視できないのがお金についてです。
苦手の方もいらっしゃると思いますが、ある程度の事は知っておかないと損をしてしまいます。
今回のお話は、世界的なお金の動きについてです。
もちろん、私たちが住む日本にも関わってきます。
簡単にお伝えしますので、最後まで読んでくださいね。
世界的にインフレになっている
アメリカをはじめ、世界的にインフレになっています。(中国はデフレです)
インフレはモノの価格が上がる事です。
言い換えると、お金の価値が下がっているという事です。
同じものでも来年は同じ金額で買えなくなるって事です。
インフレを抑える為には金利を上げます。
市場にあるお金を回収して、物価上昇を抑える訳です。
アメリカでは政策金利が5.5%です。(2023年8月)
住宅ローンは7.3%になっているそうです。
ちなみに5000万円を7.3%の金利で25年借りた時の金額は・・・・
毎月 363,015円
総額 108,904,695円
1億円ですよ!
借りたお金の倍を払う事になります。
それぐらい世界では物価上昇しているって事です。
日本ではどうなの?
日本では金利は0.5%ぐらいです。
でも、7月末に0.5~1.0%へ柔軟に対応してあげていくと日銀が言っていました。
それでも世界的にみると低金利です。
なぜ低金利なのかというと、日本はデフレだったからです。
低金利で物価が安く、景気も悪い
景気を良くするために金利を下げるしかなかった訳です。
状況が変わりました
世界的にインフレでモノの価格が上がっています。
資源が乏しい日本は輸入するモノが値上がりしていますので
私たちの手元に届く商品も値上がりしています。
6月には3.3%になっています。
アメリカは3.0%です。
去年は9%ぐらいあったので、今年は低く思えるかもしれませんがすごい物価です。
日本も値上げしていますが、アメリカはビックマックセットが10ドルなので1450円ぐらいです。
3倍ぐらい・・・。
住宅にはどう影響してくるの?
住宅屋さんのブログなので、そろそろ家の話をします。
住宅は色々な材料が使われています。
セメント・金属・木材・樹脂・接着剤・・・・・
それらは、ほとんどが輸入品になりますので、価格が上がっています。
しかも円安の影響もあり、海外から入ってくるものは割高です。
コロナ禍でも価格上昇がありました。
ウッドショックはご存知だと思いますが、木材不足で価格は高騰
コロナ前(4年ぐらい前)と比べると35坪の2階建てぐらいの家で250~300万円値上がりしています。
健全な経済活動であれば2~3%のインフレは許容範囲です。
それぐらいお金の価値が下がるのです。
そう考えると
20年前に2000万円の家だとしたら
現在は3000万円が同等の貨幣価値になります。
住宅ローンを考える
今の住宅ローンは変動なら0.75%以下
20年固定でも0.98%ぐらい
ココで思い出して欲しいのは
2~3%のインフレは許容範囲だと言う事です。
つまりお金の価値は下がる。
であれば、出来るだけ長く借りたら得
しかも今は、金利が安い
三井住友銀行の資料ですが、インフレ3%でお金の価値は45%ぐらい下がる
だから、低金利で永く借りた方が得
今年より来年の方が価格が上がるのは普通の事です。
家を建てたいのなら早い方がイイ
20年前は、お子さんが小学校に入学するぐらいに家を建てる方が多かったですが
今は、結婚して子供が生まれる前に家を建てる方が多いです。
賢い選択だと私は思います。
5年後にすごくコストダウンしているのは考えにくいですよね。
もし、家づくりに迷っているのなら相談にお越しください。
ここでは書けないような得するローンの話や
インフレに負けない老後も安心できる金融の話もできます。
ここまで金融リテラシーのある建築士は少ないと思います。
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