こんにちは、建築士の前田です。
冷暖房設備の容量を増やして
住環境をよくするのには限界があります。
ランニングコストが掛かるからです。
それよりも建築的対応で解決した方が
経済的になります。
住宅外皮性能を高めて
日射のコントロールを上手に行うと
屋外の影響を受けにくくなります。
省エネ効果以外にも
北側の冷暖房していない部屋での結露が防げる
室内の温度ムラが少なくなる
時間を掛けずに所定の温度になる
この様に住空間の質を高める効果があります。
空調機が1件の家で4台設置
リビング・寝室・子供部屋が2つ
この場合と1階と2階に1台ずつの2台
で空調が出来る外皮性能
空調機は10~13年ぐらいで取り換えになります。
50年家の寿命があるとして
3回は取り換えになります。
2台×3回=6台分のコスト差になります。
1台が10万円だとしても60万円
それに電気代のランニングコストが掛かる
こう考えると、外皮性能を上げるための予算を
100万円にしたとしても元はとれます。
しかも、健康的に暮らせるので
病気にもなりにくく
医療費も減るはずです。
建築的対応の魅力だと考えています。