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窓にガスを入れるとどうなるの?

こんにちは、前田です。

 

最近では、どこの住宅会社もペアガラスが標準です。

3枚ガラスも出来ます。

 

そのガラス間にガスを入れると断熱性能が上がります。

ガラス間の空気が対流しなくなるからです。

 

 

ガスには、アルゴンガスとクリプトンガスがあります。

クリプトンの方が性能は良いです。

 

 

では、このガスを入れ替えて断熱の計算をしてみると

数値ってほとんど変わりません。

 

仮に数値がよくなってもごくわずかで

金額アップ分の元を電気代でとるのは難しいでしょう。

 

なぜなら、そのガスはずっとガラスの中に

留まっていないからです。

 

マジです!!

 

10年後には、8割ぐらいはガスが抜けています。

普通に考えたらそうですよね。

ガラスの空間にガスを一生とどめておくことは

今の技術では難しいし、できたとしてもかなり高額になります。

 

断熱材やガラスや窓枠にこだわって

UA値を上げる事ばかりでは

コスパが良いとは言えません。

 

掛けた金額の元はとれません。

元とは・・・・

比べた住宅での電気代の差額だけではありません。

その家で暮らしたときに掛かる医療費もです。

寒ければ病気になります。

 

では、愛知県で北海道仕様が必要かと言うと

無いよりあればいいかもしれませんが

元はとれません。

 

UA値0.36でも寒いってTwitterでも言われています。

それって、数値だけを求めた家だからです。

 

気密や換気

家の配置

窓の大きさ、位置、仕様

間取り

空気の流れ

電気代

設備のメンテナンス費

機器の取り換え費

暮らしやすさ

色々な事柄が関係して「寒い」って思われるのかもしれません。

 

今回のテーマ

窓にガスをいれたらどうなるの?

 

入れた方がいいけど、金額上がります。

コスパ考えて総合的に設計したら温かい家になります。

窓だけでは解決しません。

 

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お客様からメールいただきました。

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お世話になります。

電気代の報告になります。

電気代は上がりましたが、

天気のいい日の日中はエアコンをつけなくてもとても暖かくて感動しています。

 

 

感動する暖かさがある家を建てています。